在宅医療室
 平成21年4月より、薫風園1階に「丸木記念福祉メディカルセンター 在宅医療室」を開設しております。
 当センターは、在宅療養されている患者様の依頼により、24時間いつでも医師や看護師を派遣できる体制をとっております。また、埼玉医科大学訪問看護ステーションをはじめ、地域の他の訪問看護ステーション等との連携を図り、24時間往診及び訪問 看護等を提供できる体制もとっております
(訪問エリア)
毛呂山町
越生町
鳩山町
坂戸市
鶴ヶ島市
日高市の一部
その他、応相談
お問い合わせ先
丸木記念福祉メディカルセンター
在宅医療室
  TEL:049-276-2011
  FAX:049-276-2003    『在宅医療室スタッフ』とご用命下さい。
≪訪問診療にて治療・管理できる項目≫
IVH管理・点滴管理 在宅酸素療法(HOT)
胃ろう・経鼻胃管管理(交換可) 尿道留置カテーテル管理
エコーガイド下胸腔・腹腔穿刺 膀胱ろう・腎ろう管理
気管切開後の管理・吸引処置 ストーマ(人工肛門)管理
疼痛管理(麻薬処方) PCAポンプによる持続皮下注
糖尿病管理(インスリン管理含) 在宅輸血(濃厚赤血球・血小板)
褥瘡管理 その他いろいろできます

在宅医療担当医師:齋木 実

○ 在宅医療室 診療理念
ー 1%の科学と、99%の思いやり ー
丸木記念福祉メディカルセンターの基本理念である「限りなき愛」を実践すべく,
1)住み慣れた環境で最期までご自分らしくお過ごし頂くために、他職種と積極的に連携して、在宅療養を支援いたします。
2)入院で当たり前のように行われている医療をしっかり吟味し、本当に必要な医療を患者さんや周りの皆さんと一緒に考えます。
3)患者さんを自分の家族と同様に考え、ご本人のみならず周りの皆さんも安心できる在宅医療をご提供できるよう努力いたします。
○ 在宅医療にかける想い
 在宅医療の現場に入ったことは、これまでの医師としての経験のみならず、今まで経験してきた人生すべてがその伏線であったかのように思われてなりません。
 私が小学生の頃、大好きな祖母の大腸癌を見つけて専門医へ紹介してくれた「町のお医者さん」がいました。
 その先生に憧れ、医師を志すようになったと記憶しております。病院の専門医の執刀で、祖母は一命を取りとめましたが、結局、私が医学生の時に再発し、病院で最期を迎えました。
 その時の病院の医師の態度や「病院の枠」に括られてしまう医療に、何かもどかしさを感じたものです。
 医師になって病院や診療所(の建物の中)で医療を行っていた頃は、そのつもりはなくても、やはり自分も疾患や病院の枠で患者さんを括っていたような気がします。在宅医療に携わり、患者さんの住み慣れた環境へ出向くことにより、患者さんの「生活」や「人生」が垣間みられるようになりました。
 これは、電子カルテでは得られない貴重な情報であり、1冊の本よりも感動的な物語でです。確かに、これまで「在宅」で関わらせていただいた患者さんお一人おひとり、一つとして同じ症例はありません。そして、特に終末期在宅に必要な医療は僅かであり、大切なのは周囲の「ささえる心」が最も大切であると実感しています。
 これほどご家族や地域、他職種の皆さんとの関わりの大切さ、難しさ、そして楽しさを実感できたことは、医者を何年もやってきて初めてのことです。
 いま私がやっていることは、これまでの罪滅ぼしとも言えます。
 しかし、これが私のやりたかった「町のお医者さん」だったんだと、やっと天職に出会えた心持ちであります。
 もちろん、一人でできることには限りがあります。地域の同志の先生方、他職種の皆さんと顔の見える関係で連携しながら、患者さん主体の在宅生活に想いを馳せて「寄り添い、ささえる医療」の輪を広げていきたいと考えています。